夜行性のブギー


汚れたりない魂を僕は抱いたまま
月の浮かぶ都会の海で漂流は続く
溺れてしまわないように食べられてしまわぬように
今宵もまた孤立の底へ潜り込んだのさ

荒れ狂う愛憎の海で安らぎを探していた 眠れないままで

むやみに傷付けあって不器用に抱き合った
追憶の夢は沈んで消えちまった

たまらなく何もかもが懐かしくなっていくようなそんな気がしてた

※独りきり、夜を彷徨って探していた 望みの明日を
何ひとつ見出せぬままで明けてゆく空をただ僕は仰いでいた

静寂の淵を破り、混乱の初めから流れ出してゆく

─※

「あぁ、夜が終わる」



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